カーペットカメレオン
学名：Furcifer lateralis
マダガスカル島では、ごく一般的に見られる中型のカメレオン。
英名が示す通り、その体はペルシャ絨毯のように奇麗な模様をしており、特に雌の婚姻色は一度見たら脳裏に焼きつく程の美しさをしている。
飼育に関しては比較的容易な部類にあたるが、２５℃程度までを限度としてなるべく風通しの良い、また湿度も高めの環境で飼育すると良い結果が得られる。
2003.10.13 卵の状況
昨年の飼育時には妊娠まで持っていくことはできたものの、その後のケアおよび、ふとしたミスから雌を死亡させてしまい残念な結果に終わってしまっていた。その後、さらに書物や他の人の意見を参考にしながら今年初夏より持ち腹の雌を導入させて頂いたところ、2003年8月4日早朝、卵を産んでいるところを確認した。
残念なことは、産卵自体がもう少し遅くなると考えていたため、黒土等は準備していたのだが、ケージ内にはまだセットしていなかったため、雌ががまんしきれずにばら撒き産卵をしてしまったことである。
このとき、合計１０個の卵を産んでいたのだがそのうち６つは飲水用ケースに産み落としてしまっていたため死亡卵となってしまっているようだが、残りの４つは順調に成長を続けているように見受けられる。
カーペットカメレオンの場合、（管理温度にもよるが）産卵から約半年程度で孵化に至ると言われている。
現在が産卵から約２ヶ月なので、このままいくと真冬の最も寒い時期に孵化を迎えることになりそうでいささか心配ではあるが、それよりもこの卵を死なせないようにがんばろう。
本当ならば、写真も掲載しておきたいところだが、卵の安静を考えて今回は控えさせて頂こうと思う。 |
