プラティオドンネブト（パプアニューギニア）

学名：Aegus Platyodon bellus

ネブトクワガタというと、一般の人々にとってはマイナーな種類かも知れない。
特徴としては、大顎のつけ根が名前の通りぶっとく、背中に筋が入るといったところか。性格は非常に外部に敏感なようで、人の気配を察するとすぐに隠れてしまう。

また、ネブトクワガタというと小さいというイメージがあるが、外産のネブトクワガタには50mmを越える大きさになるものもいくつか存在しこのプラティオドンもその中の一つにあたる。プラティオドンの魅力はなんといっても、大型の固体に見られる大顎のつけ根の星型であろう。写真で紹介できればいいのだが、残念ながら今は大型の写真がないので、検索エンジン等を使ってぜひその勇姿を見てほしい。

飼育に関してだが、一般的に産卵させるのが難しいネブトにあって、本種は非常に簡単に繁殖させることができる。僕自身、交尾・餌食いは一度も見たことがないが、今のところ順調に繁殖に成功している。

余談だが僕自身、現在一番力を入れているクワガタが本種である。

これまでの飼育経緯

2003.07.14 どうもうまくいかない

2003.09.21 そろそろ再チャレンジいけそうか

先月羽化した♀。
今月頭くらいから活動を開始し、ときたま古くなったゼリーの上にのっている姿が見受けられるが、食べているのかどうかは定かでない。

羽化から数時間経った♂。
この生体は繭玉を壊してしまったためマット上に半円の空間を作って蛹になったものであったが、やはりうまく脱皮できなかったようである。
どうか無事であって欲しいものだ。