成虫の飼育

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成虫の飼育

基本的に必要なものは以下の通りです。
なお、ここでは完全分離飼育する場合の条件で説明します。

準備するもの	用途
飼育ケース	プラケースミニ程度で問題ない。また１００円ショップ等で購入できる小型のタッパ等でも問題ないがその場合は針等で小さな穴を空けておくと良い。
マット	普通のマットでも良いが、メンテナンス重視ならキッチンペーパーやティッシュでも可能。また針葉樹系のマットはダニが沸きにくい。
餌置	クワガタ専門店などで入手できるゼリー置き用の餌皿が用意できれば一番。季節ものでデパートなどに置かれる材に穴の空いたものでも良い。重要なのは、飼育しているクワガタが餌を食することが可能な形を選ぶこと。
餌	クワガタ専門店などで入手できるゼリーが良い。特に産卵前に使用する蛋白ゼリー等でなくとも、通常のゼリーで問題ない。なお、一般的な果物類を使用する場合はスイカ等の水分量の多いものは相応しくないので、バナナや熟したリンゴ等を与えると良い。

参考までに、わが家で使用している飼育ケースを載せておきます。

	■飼育ケース（雄）プラケースミニ＋コバエシャッターを使用しています。また、マットには天然マツの小動物用床材に水分を持たせています。餌は基本的には値段の安いクワガタ用ゼリーをそのままおきてます。
	■飼育ケース（雌）念願の超小型コバエシャッター＋プラケースミニが発売されたので、現在は雌の管理用に使用しています。マット、餌については、雄と同様のセッティングをしています。
	■飼育ケース（小型用）ネブトやメタリ雌等は非常に小さいものが多いので、このようにプリンカップを使用しています。マット、餌については他と同様なセッティングです。

上記のものが用意できたら、まずはケースを軽く洗った後に、エタノール等で全体を軽く拭き取ってください。できれば日光消毒する方が良いかもしれません。

マットも殺菌消毒することをお薦めします。
一番良いのは電子レンジで数分間殺菌することなのですが、家庭崩壊を招く可能性もありえるので、やはり日光消毒が無難でしょうか。餌皿もできれば殺菌しておきましょう。

さて、ここまで準備できたら、いよいよ飼育セットを作ります。
まずはケースにクワガタが潜れる程度のマットを入れましょう。特に固詰め等する必要はありません。キッチンペーパー等を使用する場合はケースの底に敷くだけで良いです。

次に霧吹き等で適度に濡らしましょう。飼育種によって好みの湿度は違いますので、ここは自分の飼育種にあった適度な湿度となるように霧吹きしてください。
霧吹きのコツですが、例えば湿度50％くらいが適当な種であれば、気持ちそれより渇き目に吹き掛けるのが僕の経験ではうまくいっています。

最後に餌皿にゼリーをセットして、クワガタをケースに入れてあげてください。
これで飼育セットは完了です。なお、ゼリーは１日一回程度、決まった時間にチェックすることが無難だと思われます。ゼリーが全く減っておらず表面が乾いているようなら、おそらく好みの問題と思われますので、違うゼリーに変える等することが必要です。
※ただし未成熟固体である可能性もあります。

ゼリーがほとんどなくなっているようでしたら、新しいものと取り替えてあげてください。
後は、観察しまくるだけです。ただし、過剰に触ったり、ゆすったりしてはいけません。長生きさせるコツはなるべくクワガタに負担をかけないことです。

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